- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 短編集・アンソロジー
出版社内容情報
膨大な星新一のショートショート作品のなかから,長めのものだけをチョイス。ちょっと長めだからたっぷりおもしろい。第2弾!
内容説明
新鮮なアイディア、完全なプロット、意外な結末―三要素そろったショートショートの傑作。「ちょっと長め」だから“たっぷり”面白い。
著者等紹介
星新一[ホシシンイチ]
1926年、東京に生まれる。東京大学農学部卒業。57年に日本最初のSF同人誌「宇宙塵」に参画。ショート・ショートと呼ばれる短編の新分野を確立し、千以上の作品を発表する。68年に、『妄想銀行』で第21回日本推理作家協会賞を受賞。97年没
和田誠[ワダマコト]
1936年、大阪に生まれる。多摩美術大学卒業。グラフィック・デザイナー、イラストレーターとして、装丁、挿絵、絵本などを手がける。星新一氏の作品の挿絵も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hammer.w
22
シュールでエッジの効いたオチ。何より布団の中で5分くらいで1話を読み終えるのが心身に良いんです。「凍った時間」、「地球から来た男」の何事もなさがスッキリさせてくれます。さて寝ましょう♪2020/10/21
田中寛一
17
「地球から来た男」の思い込みの凄さと考えれば、笑ってしまう。でも人の思い込みって、案外こんなものかも知れない。それによって精神的な病になってしまってるのかもしれない。「恋がいっぱい」は幸せいっぱいで、みんなの楽しさや戸惑いが笑えてくる。キューピットが滅多やたらに撃ってる姿が可愛い。「妖怪」と一体になる呪文は「見た」。妖怪怖い。「見ざる、聞かざる、言わざる」がこの世を生き抜く術だとしたら、この世は妖怪の世界になってしまう。今の自分を見直す警鐘なのかもしれない。2013/10/24
izw
11
星新一のショートショートは書かれてから30年か40年経っているはずだが、今読んでも古さを感じない。以前何かで、時代を感じさせないために、名前を付けないか、付けるとしても日本語名を付けず、エル氏、エム氏のような名前にすること、お金については具体的な金額、単位を書かないようにしている、ということを読んだことがある。そんな気配りをした上で語られる背ストーリー、その背景と道具立てのアイデアが素晴らしく、いつまで経っても新鮮を失わないのだろう。2014/09/20
tama
6
閉架本 星さん好き 大学時代からのファン これに載ってる「地球から来た男」がNHK「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」で偶然一致。ちょっと違うところ;奥さんが和田誠イラスト風じゃない。職場の上司が出ない。大きく違うとこ;全体の流れが星新一的「淡々とした語り口」ではなかった。BGMやSEの選び方で随分多弁or盛って盛ってになるものだなと。それくらい文章は余計な言葉や描写が切り捨てられてた。昔の小説類は大体そうだったような気がする。和田さんの絵も当然サラリとしていてピッタリ。NHK、千一回放送しろよ!2022/04/27
イズアル
4
ムントの話は辛い。お互いは見ずに鏡を見て暮らす王子と姫。見ざる言わざる聞かざる。2016/03/27
-
- 和書
- 役者論語 古典