出版社内容情報
少年三吉は母を失くした山犬に愛情を寄せ、立派な猟犬に育てた。南アルプスを舞台に少年と山犬の友情を描く「アルプスの猛犬」他。 小学校低学年~小学校中学年
内容説明
山犬と少年の友情物語。今からおよそ百年も前、南アルプスの山中にまだたくさんの山犬がいたころの話です。猟師の父と二人暮らしの三吉少年は、ある日山で山犬の子を見つけ、家につれて帰りました。灰坊太郎と名づけられた野生の子犬は、やさしい愛情のもとにすくすくと成長していきました。ところが父の春吉が大けが!寝たきりになった父にかわって、三吉は狩りに出なければなりません。猟犬として仕込まれた太郎は、南アルプス一の猟犬に成長しました。「太郎をわしにゆずってくれんか」南アルプス一の猟師といわれる運平のたのみをことわりつづける三吉。運平はついに太郎の命をねらいます!ダダーン!!銃声が森にひびきました!三吉は夢中でかけだしました…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミジェル
1
通じあえない相手とされる対象とも、愛と誠意をもって接し続ければ、信頼関係が成立する。そういうふうに言うと小難しいけど、つまりはやっぱりそういうことなんだと思う。少年は、自分と同じように母親を失った山犬に寄り添おうとしたところから関係がスタートして、絆を深めていった。そのプロセスは、厳しい現実との闘いの連続だけど、椋さんの作品らしく、あたたかな終わり方。今はもういない山犬や猟師のお話。こんなふうに必死になにかにしがみつくという生き方も現代人にはできないだろう。2012/10/27
ふらん
0
幼いながら主人公の勇敢さに気持ちが高ぶった。




