出版社内容情報
対馬丸の悲劇を描いた同名のアニメーション映画の原画をもとに、小さな人にもこの事件を知って欲しいとの願いから生まれた絵本。 小学校低学年~小学校中学年
内容説明
昭和19年8月22日の夜、鹿児島県の南、悪石島近付で7千トンに近い対馬丸はアメリカ軍の潜水艦の魚雷攻撃をうけて沈没しました。軍の命令で、九州へ疎開する沖縄の人々1661名をのせていましたが、生き残った人は157名だけでした。疎開者のうち800数十名は子どもたちで、その大部分789名が一挙に海に呑まれ、戦争の犠牲となりました。アニメーションの迫力と感動を絵本というスタイルでお届します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
52
対馬丸の経緯については知っていたが、生き残った子供たちにかん口令がしかれていたとは知らなかった。当時、夫の実家の海には対馬丸のご遺体が漂着し、地域の方でご遺体を運び埋めた話を聞いた事がある(21人の生存者と105人の遺体が漂着。H29年にそこに慰霊碑を建立)。今度、対馬丸資料館に行く予定。2019/07/24
☆ぉりん☆
19
義実家にて。恥ずかしながらよく知らなかった対馬丸。アニメ→本だから端折られすぎてよくわからない場面もチラホラ。アニメを見たほうが理解が深まりそう。ちっちゃい子たちがたっくさん犠牲になり、生き残った子たちも、友だちの死体を見ないといけなかったなんて惨すぎる。軍艦に乗せてもらえると思ったら、時速13㌔しか出ない貨物船で、救命胴衣も大人仕様でブカブカで溺れちゃったとかもう信じられないことばかり。そんな信じられないことばかりが続いたのが戦争だったんだな。2021/01/02
ヒラP@ehon.gohon
13
ドキュメンタリーアニメーション映画を絵本に作り替えたものとのことですが、動きのないセル画から奥深い悲惨さを汲み取るには、どうしても軽いタッチになっているように思えます。 長編のヒューマン・ドキュメンタリーを伝えるにはどうしたら良いのか、ちょっと考えてしまいました。2019/07/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
沖縄の子どもたちは、対馬丸で本土へ学童疎開させられる。けれども輸送中、アメリカ軍の魚雷によって沈没。生き残った子どもたちにはかん口令がしかれる。2019/06/27
なかちゅう
8
集団疎開(それも強制)で一番の過酷さを持つのは、沖縄の人々だろう。西表に強制移住させられた波照間の人たちの話もひどいが、この対馬丸も悲劇を極めた。アニメのうえ、事実と異なる部分もあるとのことだが、それば確かにあった事実だ。敵国であったアメリカ軍よりも、日本軍の狂気じみた行動の方が、より怒りを感じた。2016/07/13




