出版社内容情報
母を失い父に家出され、祖母とも死に別れた13歳の利恵は、鎌倉で女教師をする独身のおばのところへ。多感な少女のひと夏を描く。 小学校高学年~中学生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきこ
1
なんていうか、この本は色んな人に読んで欲しい。主人公の少女の心の移り変わりや、気持ちの描写が素晴らしい。この少女がとても聡明で優しく心豊かに育っているかが、伝わってくる。そして現代の子供にはない強さと生きる力を感じさせる。本当に十三歳の、このときの少女の成長が美しく描かれている。さぶ兄ちゃんもとても素敵な人だ。2010/10/07
ローズマリー
0
その昔、NHK少年ドラマシリーズでドラマ化された作品。主題歌のインスタルメンタルも忘れられないくらいで、最近になって本を探して中古書店より購入。素晴らしい作品だった!乙骨さんの感性というのは、大島弓子ワールドとか、モンゴメリ、ウエブスター、バーネットの世界感を彷彿とさせる。。是非、いろんな方に読んでほしい名作。乙骨さんの作品を集めたくなりました。(すでに数冊購入)2012/03/03