少年・椋鳩十物語

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652017524
  • NDC分類 K910
  • Cコード C0395

出版社内容情報

やんちゃで反骨精神あふれる小中学校時代をすごした椋鳩十の少年時代。豊かな自然と良い教師とのふれ合いが文学者を育てた。   小学校高学年~中学生

内容説明

夕映えの山々、森の中の読書―山河をかけめぐる少年の心に、野性へのあこがれがめばえ、やがてそれが名作となった。多くの名作を世におくった動物作家の少年時代。

目次

やんちゃな少年
金色の光の中で
山窩の男
名作との出会い
たくましい人々
反抗
またたく星の群れ
ダッタン草のように
松風よ吹け

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

丘野詩果

4
5年生ブックトーク用。小学生向け。ふりがなあり。簡潔でわかりやすい文章。これ1冊で椋鳩十の生涯がほとんどわかる。中学1年の時、鹿塩の湯治場のシラカバ林で出会った少女(山窩?)とのエピソードが印象的。その後の山窩小説の原点なのではないか。1998年12月刊。2016/11/04

けむりの猿c((•ω•))ɔ

1
椋鳩十の少年期を、ご家族や同級生、教え子等に丁寧に取材されて書かれている。担任の先生が貸してくれたヨハンナ・スピリの「ハイジ」が西洋児童文学との出会いとなる。子供の頃は悪戯ばかりしていたが、自然を通じて弱きもの儚きものへの憐れみや慈しみを学ぶ。元来、大らかな性格ではあったが理不尽な事には屈しない精神も持ち合わせている。セガンティーニ伝やトルストイの「ハジ・ムラート」等の読書で培われ醸成されていったのだろう。鹿塩の湯治場での「おはる」との出会いが、後の山窩小説の原点とあり、益々「山窩調」が読みたくなった。2020/08/10

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