出版社内容情報
童話作家・椋鳩十の生涯はドラマをこえた人生ドラマ。絶妙な話術、大胆な行動、そして細やかな心くばり。息子が描く父の生きざま。 小学校高学年~中学生
内容説明
日本中のみんなが出会った椋さんの童話、ドラマをこえた人生ドラマ、椋先生のほのぼの行状記。
目次
寝物語の中から
鹿児島へ
子ども、家庭教育の中から
家庭で、社会で
さようならお父さん
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
丘野詩果
5
5年生ブックトーク用。理論社 1997年 鳩十の長男からみた父の姿。妹思い。小さいときからいつも一緒に遊び、結婚後も連絡を取り合う。三人の息子達にムクドリ、メジロ、スズメ、ヒヨコ、アリなど飼って観察をさせた。親衛隊。S16年から5年間担任した加治木高等女学校での生徒達。椋亡きあとも結束が続いている。健康中毒症。青竹踏み・馬の毛ブラシマッサージ・アロエの青汁・日本酒風呂。どれも凝り過ぎて失敗。話が前後する、とりとめのなさがあり、年代的に理解するには少々読みにくい。 2016/11/04
大茶会
1
「椋鳩十って,誰?」という人も「大造じいさんと雁」「月の輪グマ」「片耳の大シカ」等の作者といえば思い当たる人は少なくないはず。 私自身は,屋久島の自然を題材にした「海上アルプス」が印象に残っているのですが,しかし,椋鳩十さんの作品の中で私がいちばん好きなのは「マヤの一生」です。 戦争・軍国主義・全体主義の愚かさを伝えるお話として「マヤの一生」より優れたお話を私は知りません。そんな椋鳩十さんの人となりをご長男が記したのが本書です。もちろん,「マヤの一生」のモデルとなった日本犬マヤのエピソードも載っています。