出版社内容情報
今はもう子どものいる父と母たちが、子どもの時代に書いたおとうさんの詩113編を収めます。力強くたくましい父親像があります。 小学校低学年~中学生
内容説明
本書は心豊かな家庭を失い、今を生きる私たちに贈り届けられた児童詩集である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤鼠(ふじねず)
2
子どもならではの素直な言葉で紡がれた詩集。嬉しかったり寂しかったり、不思議だったりと、「おとうさん」に対するそれぞれの想いが溢れていた。率直に言って、うらやましい。こんな表現ができるなんて。大人がどんなに考えあぐねても、この真っ直ぐさ、真っ白さには到底及ばないなと思った。そしてまた、大人にとっては取るに足らない一日でも、子どもにとっては全てがかけがえのない時間なのだと感じた。単身赴任中の父へと宛てた手紙とともに、母の何気ない笑顔も写真に撮って送りたいという詩、すごく好きだなあ。2020/03/08
ことよん
0
読書メーターでは、1番目の読者。何かの本に、ここから素敵な詩を引用されていたので、読みました。昭和30年代の家庭、そしてお父さんは、こんな風だったなあ、と思い出しました。2013/05/25