ものがたり日本歴史の事件簿
モンゴルが攻めてきた

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  • サイズ A5判/ページ数 140p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784652016374
  • NDC分類 K210
  • Cコード C8321

内容説明

いまから七百年ほど前、鎌倉時代の終わりごろ―博多の海を、これまで見たこともない異国の軍船がうめつくした。その数およそ九百隻、軍勢は二万とも四万ともいう、世界制覇をめざすモンゴルと高麗との連合軍だ!モンゴル軍は、朝鮮半島の南端を出発し、対馬、壱岐などの島民に残虐な殺りくを繰り返して、博多湾にあらわれたのだ。ただちに出動命令が下され、鎌倉の御家人たちが出動した。迎え撃つ兵およそ一万人が、陸側に結集した。武士たちのリーダーは、幕府の執権、北条時宗。当時わずか二十四歳の若者であった。文永、弘安の役―この二度にわたるモンゴル襲来!わが国が歴史上体験したことのない、この外国の大軍との戦いを、鎌倉武士たちは、どのようにして戦ったのだろうか。そしてこの戦争は、日本の歴史をどのように変えていったのだろう。

目次

モンゴル最初の襲来―幕府軍大苦戦
史上最大の帝国―ヨーロッパまでひろがるモンゴルの勢力(向かうところ敵なし―モンゴル皇帝フビライ、日本征服を決意;モンゴルからの手紙―注目される幕府の対応 ほか)
文永の役(くり返される元からの使者―高麗で着々進む日本攻撃の準備;モンゴル軍を迎えて―肥後の御家人竹崎季長、命をかけて奮戦 ほか)
弘安の役(二度目の襲来に備える―延々二十キロメートル、防塁出現;竹崎季長の旅―武士はなんのために戦うのか ほか)
敗北はまぬがれたが―幕府に残された大きなつけ

著者等紹介

小西聖一[コニシセイイチ]
1939年生まれ、愛媛県出身。早稲田大学大学院修士課程(日本史)修了。放送作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Aya Murakami

68
図書館本 めんどくさい奴とめんどくさい奴(ベクトルは違うけど)が一緒になったら戦争になるよね…。日本とモンゴルの仲介役になった高麗の苦悩の顔がありありと思い浮かびます。せめて日本とモンゴルの関係ではなく対馬藩とモンゴルの関係の調整役であったなら高麗も和平交渉の希望が持てたのかもしれません。 蒙古襲来絵巻の裏話は多分初耳でした(ひょっとしたら高校の日本史の授業で聞いていたのかもしれませんが)結構褒賞ねらいでモンゴルと戦った人がいたのですね。意外な歴史の事実でした。2021/01/07

かず

1
異文化理解に向けて一読。

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