ものがたり日本歴史の事件簿
右大臣道真の怨霊

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  • サイズ A5判/ページ数 140p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784652016312
  • NDC分類 K289
  • Cコード C8321

内容説明

平安時代の初期、京の都でさまざまな不気味なできごとがあいついだ。まず、そのころ朝廷でならぶ者のない力をもっていた左大臣藤原時平が、とつぜん重病にかかり、三十九歳で亡くなった。死のまぎわ、時平は「道真が取りついたな!」とさけんだという。その前年からは異常気象がつづいていた。干ばつや洪水で不作がつづき、疫病がはびこって、京の町を死体が累々とうめつくした。いよいよ、道真の復しゅうが始まったのだ!都の人びとは、無実の罪で左遷され、悲嘆に暮れながら病死した道真の怨霊のせいだと、うわさし合った。

目次

都に不気味な事件あいつぐ(左大臣藤原時平公急死―道真公の怨霊説が急浮上;祈祷も効果なし―災害やまず ほか)
学問の世界から政治のトップに―道真公の華麗な転進(文章博士―菅原家から三代連続;胸をうつ「寒早十首」―「貧窮問答歌」と双璧との評価も ほか)
栄光の昇進から急転―悲劇の主人公へ(右大臣を左遷―謀反計画はあったのか?背後に時平公の影;道真公配流の地へ―「東風吹かば」の歌を残して ほか)
怨霊から神へ―道真公の人気ますますひろがる(占いも政治の一部―タブーやジンクスにしばられた日常;道真公、ふたたび右大臣に―没後二十年の復権 ほか)

著者等紹介

小西聖一[コニシセイイチ]
1939年、愛媛県に生まれる。早稲田大学大学院修士課程(日本史)修了後、放送作家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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