出版社内容情報
いまや地球の支配者となった人間! 機械文明のもたらした人類の歴史の変化をたどり、人と地球が今後どうあるべきか考える。 小学校中学年~中学生
内容説明
いまや地球の支配者となった人間。その人間の歴史をふりかえり、人と地球の未来を考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
4
人類の歴史を生物学的視点から総括する最終巻。主人公ヒデヨシは、二百年後の宇宙飛行士の意識が動物園の猿に転移した未来人だった!二百年後の地球は、人口は80億で横這いだが汚染と資源枯渇は深刻で、最後の生息地・海洋を破滅から救うため、宇宙進出が試みられている。核兵器が使われたかは定かではないが戦争か気象異変で人類は絶滅しかけてようやく21世紀の人口に回復しかけているらしい。「生命体としての地球の自己治癒力」ではないかとの説まで飛び交い、意識を過去に飛ばすことができる“大脳タイムマシン”で調査が…(一部フェイク)2019/02/16
ワタナベ読書愛
0
1997年刊行。シリーズ最終作。人間が動物と違う理由と、現代社会が抱える問題、これからどうしたらよいか…などを、登場人物たちと一緒に考えるように設計された学習漫画。環境破壊をして、宇宙に逃げる人類という世界観と、長い年月を進化し続け、新しい世界に挑戦していく生き物という世界観。この漫画が発表された1990年代は、ネガティブな未来を多くの人が思い浮かべた時代から、新しい考え方に移行する過渡期だったのかと思った。2022年にこのシリーズを読み返してみると、やはり平成と令和の違いが感じられる。新しい時代ようこそ2022/06/20