出版社内容情報
サルからヒトへの長い道のり、火と道具を手にした狩猟の時代を、現代の考古学的論拠をふまえてドラマチックに漫画で再現する。 小学校中学年~中学生
内容説明
人間は地球の破壊者か。二本足で歩くようになった人間はやがて火や道具を使い、知能をみがいて巨大な文明社会をつくりあげた。地球上のあらゆる動物たちを支配し、あるいは自然をも破壊して…。しかし、いま人間はその自然や動物たちによって存在が問われている。人間にとって真の叡智とはなにか―。『まんが人間の歴史』は、子どもたちといっしょに考えながら、この難しいテーマに挑戦していくシリーズだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
1
家にありました。2015/06/14
ワタナベ読書愛
0
2007年刊行。猿山のニホンザルの子どもが、突然人間になって、人類学者の父と娘とともに暮らしながら、人類の歴史をたどる話。生物の進化の話が漫画で一発でわかる。時代を超えたり、ぶっとんだ設定だったりするのに、全然違和感がなく楽しめ、いろんな原人や進化の枝分かれの様子などがすっきり頭に入ってくるスゴイ漫画。ナビゲーター役の人たちの個人的な事情も気になり、物語が2重に楽しめる。情報をまとめて、分かりやすく、楽しみながら受け取れるように表現できる筆者の素晴らしいさを実感。こんな風になんでも面白く学習したい。2022/03/12