おはなしルネッサンス
月の剣の物語―抜けなくなった剣

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  • サイズ A5判/ページ数 117p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784652013175
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

名剣“月の剣”をふることは、だれにでもできるわけではない。剣が、つかい手を選ぶという…。旅のビーバーが小さなうさぎに語る若き日の剣修行と魔物退治の旅。小学校中学年から。

著者等紹介

かとうじゅんこ[カトウジュンコ]
1961年東京生まれ。大学で教える。東京都在住

あべ弘士[アベヒロシ]
1948年北海道生まれ。旭川市旭山動物園の飼育係として、25年間たくさんの動物とつきあう。1996年に退職し絵に専念。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞、『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞、「ハリネズミのプルプル」シリーズで赤い鳥さし絵賞など受賞。北海道在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花林糖

16
<2019年花鳥風月読書会(1月1日~12月31日>(図書館本)図書館でふと目に付き手に取ったら良作でした。豪剣使いのカワウソの弟子になったビーバーのお話。悟りの境地に至ったビーバーのその後が気になります。師匠のカワウソが男前(中身が)。2019/10/26

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

10
表紙の姿に惚れてしまいました。カッコいいというより、どこか疲れた感のある姿、その姿に憂いを感じます(笑) 月の剣を持つカワウソを師とし、ただ一人の弟子のビーバー。しかし自身のことは語らず、すばらしい剣士だったということだけが語りつがれる。大人には決してビーバーに聞いてはいけないと言われるも、自ら疑問を投げつける小さなうさぎ。うさぎに語るように教えてくれた過去。抜けなくなった月の剣はどうなるのだろう?2021/04/10

サラサラココ

4
小2こどもと。剣使いの弟子の、思索的なお話。2020/12/09

ぺんぎん

3
失礼ながら、思いの外良書だった。特に「魔物」に関する記述が心に刺さった。自分に嘘をついて良い子ぶってばかりいると、誰も注意してくれる人がいなくなり、空虚な中身の「魔物」になってしまうようだ。自分に嘘のない生き方をしたい。2019/12/11

camus

3
黙して語らず、寡黙な師の背中を見て育つビーバーの成長記が伝統的な徒弟制度へのノスタルジーを感じさせました。武士の一生って感じでとても日本人受けするお伽話と言えます。話を聞いて頭を働かすちょっぴり小生意気な子兎の姿には加藤先生が重なります。最後のオチが児童絵本にしては弱いでしょうか。ところで表紙の動物はビーバーなのかカワウソかどっちでしょう?中身の絵を見較べるとカワウソの方ですかね、でも内容的にはビーバーの方がふさわしいのでビーバーのようにも見えて中々判別がつきません。2017/01/12

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