内容説明
イギリスのドーバー海峡に面した平和な町。ネコのホームズが住むヒルトンハウスにある朝、新米獣医のダニーがたずねて来た。おかしな探偵コンビ誕生。ふしぎな事件のなぞにせまる。頭が良くて超クールなネコ(変装も得意)。動物にかかわるふしぎな事件ならホームズが一番。ネコにくわしい獣医さんが書いた話。小学校中学年から。
著者等紹介
南部和也[ナンブカズヤ]
1960年東京生まれ。北里大学獣医学科卒業。米カリフォルニア州の「THE CAT HOSPITAL」で研修を受けた後、東京でねこ専門の病院を開業している。2001年より童話を書き始める。独自の視点からねこを主人公に書いた作品が多い。NPO法人東京生活動物研究所研究員
YUJI[YUJI]
1955年三重県生まれ。愛知県立芸術大学油絵科卒業。1979年からパリに住み、国立高等美術学校に学ぶかたわら各地で個展を開く。巨大音楽紙芝居「BAKUの物語」を制作、パリのポンピドゥーセンター他で上演し話題を呼ぶ。2002年に帰国。現在は童話や絵本に絵を描く一方、個展やライブパフォーマンス活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶち
87
猫専門の獣医師の南部さんの作品。『ネコのタクシー』が大好きなので、同じ著者によるこの作品も手に取りました。イギリスのヘイスティングスの町に暮らすホームズは、ネコの探偵です。新米の獣医師のダニーを助手に、事件を解決します。ヘイスティングスは、ネコのタクシーのトムが暮らす町です。トムが登場してこないのが残念ですが、ホームズの推理は冴えているし、新米の獣医師のダニーに診察のアドバイスはするし、とっても賢いです。甥が英国秘密諜報員になっていて、なかなかに優秀な血筋なようです。犬に変装した姿がとってもかわいいです。2022/10/16
ぶんこ
34
ネコのホームズがエッヘンと威張ったようなのが面白いです。 その助手となる若き獣医師ダニーの頼りなさとで、読んでいてホッコリしました。 2015/02/05
千尋
9
動物病院<ヒルトンハウス>を舞台にネコの探偵・ホームズと若い動物のお医者さん兼助手のダニーが動物に関わる不思議な事件を推理で解決していきます*2012/02/24
timeturner
7
ホームズの話し方や態度はオリジナルそっくりで、その点では本格的なんだけど、イラストに描かれているのは可愛らしい猫なので、どうにも偉そうな口のきき方が合わない気がしてしまう。2017/08/26
そら@真面目にダイエット中
7
動物病院に住む猫のホームズが、獣医ダニーを従えて、事件を解決するお話です。ちょっぴり偉そうで、足をくんで椅子に座るし、カップで紅茶も飲む猫ホームズと、弱気でちょっぴり頼りないダニーの会話なんかが面白く、四つの事件を解決していくので、飽きずに読めます。2010/01/12
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- 和書
- 石田波郷 大活字俳句文庫