出版社内容情報
川の奥深くにあるカッパの国へつれてこられたゲンタ。すすめられてカッパのぬけがらを着てみると、不思議、すごく速く泳げる!! 幼児~小学校低学年
内容説明
ぬぎたてほやほやのぬけがらをきて、ゲンタはカッパになった。ふーん、なるほど、カッパってこんな生活してるんだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
44
図書館の夏休みコーナーから選びました。絵本ですが とても優しくて切なくて ジーンと来ました。少年ゲンタは川でカッパに引きずり込まれた・・・にも関わらず、仲良く一夏を共にする事になります。カッパの言動にクスクス笑えました。カッパって100年に1度 脱皮するんですね(笑) ゲンタがおうちに帰る事になり カッパは寂しく思いながら 来年も遊びに来る様に言いスーツ・・・ならぬカッパの皮を渡します。約束を守りゲンタは1年後 着ようとして・・・。ウルウル来てしまいました。99年後に又 お友達が出来ます様に・・・。2018/08/17
七色一味
42
読破。可笑しくて、でもちょっと淋しい…こんな感覚がペーソスって言うのかな。いや、なかなかにオススメです。2018/06/16
美紀ちゃん
36
尻子玉っていうのは、人間の大事なもんで、ふぬけっていうのは、その大事なもんが抜けちまうこと。遊んではいけない川で溺れると、カッパに尻子玉を取られてふぬけになってしまう。P24より。わかりやすいカッパの話。カッパも絶滅危惧種なので、友達が欲しかったんだね。友達になったから、家に帰りたくなったゲンタをちゃんと帰してくれたんだね。小学4年生のおすすめボックスに入っていた本。2018/05/14
ヒラP@ehon.gohon
32
カッパのぬけがらを着て、カッパの世界を体験する物語です。マーブル模様のような絵と、軽妙な語りで編まれた中川さんの網にひっかけられて引きずり込まれてしまいました。 カッパの世界も大変のようですね。 夏の暑さを爽やかにしてくれる物語です。2021/12/18
gtn
28
変わりゆく者も、たまに変わらぬものに触れ、原点を確認する必要がある。2021/12/13
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