内容説明
宇宙のかなたから時間をこえ、“ウサギ”は、ひとりで地球までやって来た。スパイ学校卒業したての“ウサギ”の任務は「かわいいぬいぐるみのウサギ」のすがたで地球人をゆだんさせ、地球「しんりゃく」のための情報を集めること―。はたして作戦どおりにいくのか…。
著者等紹介
岡田貴久子[オカダキクコ]
同志社大学英文学科卒業。童話「ブンさんの海」で第7回毎日童話新人賞受賞。「うみうります」と改題して刊行(白泉社)、現在「小学国語(四年上)」(日本書籍)に収録されている
ミヤハラヨウコ[ミヤハラヨウコ]
友禅の染め付け、グラフィックデザイナー等を経て1998年イラストレーターとなり、動植物の絵を中心に、装画、広告、雑誌等を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいねこ
4
ピンクのウサギのぬいぐるみに見えるけれど、その中身は、なんと地球を侵略するために調査にやってきた宇宙人。隣に住む三年生の女の子ハルを手下に、スパイ活動にせいを出す毎日だけど、ある日ファラオの呪いで町に大洪水が起こりそうだと知り、自分たちが侵略するまで、地球を守るというややこしい立場のウサギ。妙に科学的なような非科学的なような設定のあれこれが笑えます。ページの左上にパラパラマンガあり。2007/11/06
HNYYS
3
図書館本。二巻目とは、知らずに借りてしまいました。子どもたちは、古代エジプトに興味を持っていたので楽しく読んでいました。2020/05/06
そら@真面目にダイエット中
3
いずれ侵略する予定の地球での調査対象は、巷で騒がれているエジプト展のファラオの呪い。科学技術の進んだ宇宙から来たウサギには、呪いなんて非科学的なものを信じている地球人はどうしようもないな、なんて見えるけど、ちょっぴり気になる。なによりも気になるのは、エジプト展のお土産売り場にあった、ファラオまんじゅう!ウサギがファラオまんじゅうをスパイの秘密道具で取り寄せようとしたことから、色々な事件がおこります。宇宙スパイの好物が、まんじゅうだなんて、ちょっと笑えます。2009/05/18
二条ママ
2
長女7歳。図書館本。独り読み。2018/05/10
どら母 学校図書館を考える
2
健気なウサギだわ2016/01/05