内容説明
どんな家族であろうと、大なり小なりの問題や亀裂を抱えているはず。富士の麓に引っ越してきた六人家族の一年が、高校生・杏子の目を通して瑞々しく描かれる、時に危機をはらみながら…。けして古びないテーマである「家族の崩壊と再生」が新鮮によみがえる。
著者等紹介
吉田とし[ヨシダトシ]
1925年静岡県富士市生まれ。『追憶に君住む限り』でデビュー。1955年より児童文学を書き始める。『巨人の風車』で1962年第一回NHK児童文学奨励賞受賞。1967年『じぶんの星』で第十六回小学館文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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