理論社の大長編シリーズ 復刻版<br> ピラミッド帽子よ、さようなら (復刻版)

理論社の大長編シリーズ 復刻版
ピラミッド帽子よ、さようなら (復刻版)

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  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784652005415
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

森川洋平は成績優秀とは言いがたい中学2年生。だれも住んでいないはずの404号室にいつも灯りがついていることに気づいて…。思春期の少年の自問と冒険をSF的に描き、死と隣り合わせの作者が書いたにも拘らず、いのちを深く軽やかに物語る遺作。

著者等紹介

乙骨淑子[オッコツヨシコ]
1929年東京生まれ。1955年「こだま児童文学会」に参加、創作を始める。「声なき声の会」、「集団の会」(思想の科学研究会)等に参加。1978年から作家活動に専念。1980年没

長谷川集平[ハセガワシュウヘイ]
1955年兵庫県姫路市生まれ。武蔵野美術大学中退。デビュー作『はせがわくんきらいや』で創作えほん新人賞受賞。絵本に『ホームランを打ったことのない君に』(日本絵本賞)など。児童文学作品に『見えない絵本』(赤い鳥文学賞)など。現在長崎市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

46
中学生の洋平君の視点で物語が進みます。ピラミッドパワーとピラミッドの謎から始まって、アトランティス、地球空洞説、超古代文明と少し懐かしい不思議が並びます。この謎に導かれた洋平君と仲間たちの冒険は、環境破壊や原子爆弾の脅威、戦争など滅亡の予感が見え隠れしながら進みますが、謎に迫ろうとしたところで作者死亡のため物語は中断。これに対し「だからたぶん」「僕は自分でも物語を作り始めたのだと思う」と、創造の祝福(呪い)を語る新海誠監督の解説がとても素敵で、ある創作者の原点、美しい憧憬を見せてもらったように思いました。2019/05/20

ろびん

3
未完なのか……。新海誠さんがどこかで挙げられていたタイトルで、気になったので。2018/09/14

しげパレード

3
新海誠監督が『星を追う子ども』を製作するきっかけともなった児童書。作者没により未完。ピラミッドパワーと地下世界の話。未完で児童書なのにすごく長い。人の動きの描写が細かいね。いいとこで終わっててうわああああたくさんの謎気になるううう。2011/07/18

sakko/さよ

3
「星を追う子ども」の元ネタになったというので読んでみた。確かに共通点がチラホラ。オカルト趣味には時代を感じる。児童文学にしてはけっこう厚いのにこれでまだ中盤。作者も無念だったろうなぁ。2011/06/26

にしくん(だっさん)

2
復刻版を買ってしまった。絶筆ゆえ初版の最後に付け加えられてた担当者?の章が復刻版では無くなってた。あれはあれで貴重な資料だったのに、、、。2010/09/10

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