内容説明
ふみこは海を見たことがない。でも、海の夢なら見ることがある。
著者等紹介
市川信夫［イチカワノブオ］
１９３２年新潟県上越市生まれ。新潟大学教育学部に学び、小学校教員、盲学校・養護学校の教師として人間の原点を学ぶ。児童文学に志し坪田譲治に師事。１９９１年に『ふみ子の海』（理論社）で児童福祉文化賞受賞。民俗学者だった父の遺志を継いで高田瞽女の研究を続ける。現在、上越市文化財審議委員、上越保健医療福祉専門学校校長などを務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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陽子
3
貧しい家に生まれた全盲の少女、ふみが幼くして親方に預けられ、瞽女(ごぜ〜三味線弾きの旅芸人)になっていく人生を描いた感動作品。視覚障害者として生まれた辛い時代や、彼女が芸に一歩一歩打ち込んでいく努力の様に涙が溢れてきます。
