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出版社内容情報
きびしい北極の白い世界に、ふたごの子グマが生きぬきます。友情、愛、正義などのテーマをスケール雄大にえがく名作中の名作。 小学校低学年~小学校中学年
内容説明
知りたがりやのムーシカと、いたずらっ子のミーシカは、北極グマのふたごのきょうだい。かあさんグマが目をはなしたすきに、ゆきのあなをとびだしたふたりは、たちまちまいごになってしまいます。北極の自然の中で、たくましくそだっていく子グマたちの物語。日本児童文学の歴史に残るロングセラーをA5判サイズで活字も新しいページもリニューアル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
朝読書 6年生 メンバーが入ってくれました。 国語の単元で『川とノリオ』 https://bookmeter.com/books/107504 を学習していて、14日のブックトークと絡ませるように、いぬいとみこさんの絵本を紹介。 4~6歳児。2021/07/13
りるふぃー
14
同じく いぬいとみこさん作の『ながいながいペンギンのはなし』はそんなに長くないですが挫折してしまいました。こちらは、楽しく読了。親の目線、子どもの目線、両方感じられ、どちらかというと母親目線で読んでいました。悲劇はおこらず、ハッピーで良かった。でも実在の北極グマたちは 温暖化の影響を一身に受け、厳しい状況にあることを思うと胸が痛む。2020/03/12
とんこ
12
子供の頃からとても大好きな本。今持っているのは角川文庫版。かわいい双子のクマの印象が強いけど、今読むとわりとシビアな背景が描かれてるなと驚く。食うために殺す事や、保護者たる親の死、厳しい自然。けれどいかにもファンタジーらしい、夏のまつりというくだりは、物語の中だけでも彼等を「食う喰われるの輪」の中から解放してくれます。2023/02/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
教育出版国語 6年生 【平成27年度教科書著者紹介本 令和2年度教科書著者紹介本】2021/05/24
Squirrel
5
冒頭、北極グマのかあさんは、出産の準備から子どもたちが初めて外に出るまでの間、何も食べないことに激しく衝撃を受けた。過酷すぎる。表紙のかわいらしい絵とは裏腹に、北極で生きていく過酷さがヒシヒシと伝わってきた。ラストの夏のまつりでは北極に住む動物たちが皆楽しく過ごすことに救われた。2023/04/22