出版社内容情報
のらネコの子を拾って帰り飼ってくれるようにたのむ少年。ところが母はうんといわない。その裏には母の悲しいひみつがあった…。 小学校中学年~小学校高学年
内容説明
公園で毎朝、のらネコにえさをやっているおじいさん。ぼくたちのあいだでは、その人を「ネコじいさん」とよんで、ネコをつかまえて食べているんだという、こわーいうわさが流れていた。ところが妹のケイ子が、子ネコを四匹もひろってきたことから、家の中も学校も、ぼくの気持ちも行動も、大きく変わりはじめた。のらネコたちの“いのち”を守ることは、人の“いのち”を大切に考えることと同じだったんだ。
著者等紹介
長島一郎[ナガシマイチロウ]
1945年東京生まれ。タウン誌「新宿プレイマップ」、伊豆大島「島の新聞」などの編集の仕事を経て、映像制作の会社でビデオの企画・シナリオ・演出を学ぶ。1975年独立してフリーとなり、企業や官公庁のビデオ制作を多数手がける。96年、毎日新聞主催ふるさとの主張論文コンクールで「ふるさと賞」を受賞。99年、産業映画ビデオコンクールで「文部大臣賞」を受賞
山本まつ子[ヤマモトマツコ]
1924年函館生まれ。主な作品に『はじめてのおるすばん』(岩崎書店)『だいちゃんのチビネコ』(ポプラ社)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優花 🍯モグモグ
40
命の大切さが学べる本です。捨て猫を拾ってお世話をする。可愛いだけではいけない。このお母さんは子供たちに伝え考えさせ、命の大切さと猫を飼う責任をちゃんと教えていく。動物を飼うということは責任と覚悟がいる。このことは大人がしっかりと肝に銘じないといけない。そして子供にしっかり教えていく。動物を飼う人、飼いたい人は、ちゃんと最後まで責任を果たすという覚悟を持ってほしいと思う一冊でした。2018/04/14
ミーコ
37
動物へ対する愛情が伝わって来ました。命の大切さ、動物を飼うと言う事の覚悟など この本を手に取った子供たちに伝える1冊だと思いました。2018/01/20