出版社内容情報
いつもぽつんと公園でハトに餌をやる少年がいた。少年は、いじめられ傷ついたハトをだいて家へ。やがていつか別れのときがきた。 小学校中学年~小学校高学年
内容説明
公園で傷ついたハトを家に持ち帰った。手あてのかいあって、いよいよ公園に帰す日がやって来た。けっして別れたくはないけれど、別れの言葉はただひとつ―「友だちになれて幸せだったよ」。ぼくはそうつぶやきながら、鳥かごをあけようとした。そのときだ、公園の木立ちの中に、ハトを撃つ中学生のグループが!思わずぼくは、敢然と立ち向かった。気弱なぼくの、どこにこんな勇気がひそんでいたのだろう。第9回日本動物児童文学賞優秀賞受賞「動物愛護」の本。
著者等紹介
小林紀美子[コバヤシキミコ]
東京都出身。東京学芸大学国語科卒業。「アレックス先生によろしく」で第3回小川未明賞優秀賞を受賞。小平市在住
のぐち直子[ノグチナオコ]
1968年埼玉県に生まれる。武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン科卒業。広告・デザインの仕事を経てフリーのイラストレーターに
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。