日本の児童文学よみがえる名作<br> 星のカンタータ

日本の児童文学よみがえる名作
星のカンタータ

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784652000564
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

著者等紹介

三木卓[ミキタク]
1935年東京生まれ。幼少年期を旧満州(現中国東北地区)で過ごし、敗戦後は静岡県にくらす。早稲田大学文学部露文科卒。詩人・作家。1967年詩集「東京午前三時」でH氏賞受賞。1973年「鶸」で芥川賞受賞。児童向け作品に「ぽたぽた」(野間児童文芸賞)「イヌのヒロシ」(路傍の石文学賞)など。2007年日本芸術院賞恩賜賞受賞

池田龍雄[イケダタツオ]
1928年佐賀県生まれ。1948年多摩造形芸術専門学校(現多摩美術大学)入学。まもなく岡本太郎、花田清輝、安部公房らのアヴァンギャルド芸術運動に参加し、以来多くのジャンルと深く交わりながら、前衛としての美術活動をして来た。1954年以来個展多数。児童図書のさしえも多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Hiro

3
SF風の児童文学。互いを理解し合うために生まれ使われ続けてきた言葉というものと使い手である我々との関係をテーマに、主人公のぼくとタロの冒険が進行する。宇宙旅行や星々の誕生、惑星間移住など多彩な話題を駆使し、しかし言葉と人間という普遍の課題が今生まれてきたようにみずみずしく取り上げられている。伝えること、受け止めることの精妙さを目指し絶えず言葉は磨かれ成長していると思いたいが、言葉を使って理解し合うことは依然として容易ではない。言葉のあり方とそれを超えた先にある幸せとを考えさせる素晴らしい物語。2023/11/12

NakaTaka

1
1969年初版の復刻版。古さを感じさせない。少年の寂しさ、心の動き。未来を語るSFというくくりに収まらない。2015/09/14

耄碌先生

0
★★★★☆95点 「ひょっとすると、いきものは、ふしあわせなときにいちばんことばを必要とするのかもしれない。だって、しあわせな時、みちたりているとき、わたしたちはたいてい、だまっているだろう。」2020/10/27

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