内容説明
作曲家がいかに工夫を凝らしてスコアを書いているか、指揮者や楽員が、どんな工夫や苦労を重ねて、それを実際の音にしているか―本としての面白さを重視し、百科事典的な網羅主義ではなく、執筆者が最も詳しく知っていて、なおかつ書きたいことを記述。原則として古典派~近代の名曲を中心にした。
目次
序章 オーケストレーションの名人たち―大作曲家10人の秘密
第1章 大作曲家は楽器の使い方がうまい!―名曲をつくる音色の秘密
第2章 意表をつくオーケストレーションの妙技!―個性的な響きの秘密
第3章 ソロを活用するオーケストレーションはこれだ!―楽器法の秘密
第4章 演奏家はこんなことをしている―奏法の秘密
第5章 オーケストラが描く花鳥風月―情景描写の秘密
第6章 名曲のここがクライマックス―エクスタシーの秘密
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんぽこ
4
オーケストラについて寡聞にして知らない私ですが、楽しく読ませていただきました。著者たちのオーケストラへの愛情がビシバシと伝わってきて、読んでいて圧巻させられました。なるほど、この視点でオーケストラを聴けばいいのか、という発見もあり、そこも面白かったです。なにより各奏者たちの苦労が伺えて……笑。あの優雅に美しく演奏している印象のハープだって裏では切羽詰まった葛藤があるんだな……とホロリとしてしまいました。2022/01/24
かえる三世
0
面白かった!
ちえぞー
0
こういう本をちまちまと、大変面白く読めてしまうと、自分ってクラシックが好きなのだな~と思う。もっといろんな楽器の演奏者が執筆して頂けていれば、より楽しかったと思う。2011/11/10
うな坊
0
面白かった。野本さんの文章がいい意味で若い!2011/07/12
ニョンブーチョッパー
0
◎2006/06/14
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- 和書
- 古代イランの美術 〈2〉