悪霊の館

悪霊の館

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  • サイズ B6判/ページ数 685p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784651660615
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

外ではベトナム戦争、民主の夢を断つソ連のチェコ侵入、内では全共闘の嵐吹く昭和四十三年夏―。明治様式の西洋館で百六歳の老婆が死んだ。館に住む、三組の女の双子の謎を秘めた三家族、三世代の血族たちに、禍い遺言を残して。一年後、神秘に彩られ、つぎつぎ起こる“顔のない被害者”の殺人。時を溯り、フランス王家の鮮血に染まる暮色の呪い甦るなかで…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がたやぴん

80
家系図に館の平面図。期待が膨らむ。西洋の甲冑写真のオマケ付き。でもね。。。長いんだよ。読者に対しフェアなスタンスを取りたかったのか、プロットに重きを置いた印象で前半は読み進めるのに苦労した。名作を踏み台にしたミステリ論議も、本作はネタバレへの配慮が薄い気がした。後半、特に解明に向かい始めると勢いは加速する。たぶん評価は二分する。かなり読み手の力量に依存する作品。2017/02/10

ヤギ郎

18
二階堂蘭子シリーズ第4巻。600頁を超える重厚なミステリー。「アロー館」をもじった「悪霊館」で繰り広げられる連続殺人。黒ミサが行われた後のような事件現場から幕が上がる。お馴染みの蘭子と黎人によるミステリー談義は大変勉強になる。(このあたりを削るともっとコンパクトな物語になると思う。)世界史上有名な革命から繋がる暗躍と謎を解き明かす。後半の解決編は加速し、ページをめくる手が止まらない。2019/11/05

ホームズ

9
老女の残した不吉な遺言、怪しい館、呪われた時計台(笑)相変わらずいい感じでした(笑)『犬神家』でも読んでいるようなドロドロ感が(笑)犯人の動きもテンポがよくって良いですね~(笑)「評論家対策」という推理小説の蘊蓄も読んでいて楽しい(笑)蘭子と黎人の会話からたくさんの本を読んだな~(笑)中に若干ネタバレもあったりしたけど(笑)2010/08/28

たかでる

1
呪われた一族に降りかかる連続殺人事件!685ページの大ボリュームでしたが面白かった!世界観に引き込まれました やはり巻を増すごとに面白くなってますね2011/01/17

pipopann

0
2003.6.4

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