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出版社内容情報
1059万部突破の「センゴク」宮下英樹が描く、神聖ローマ帝国の大乱! 「歴史群像」好評連載、単行本化! 1618年、神聖ローマ帝国のハプスブルク領ボヘミアで起こったある事件をきっかけに、新教派と旧教派の戦争が勃発する。宗教対立、ハプスブルク家と反ハプスブルク、フランス・スペイン・スウェーデン等帝国を取り巻く大国…。帝国の歪みとさまざまな思惑が絡んで30年間にわたって続く大乱が始まった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だまし売りNo
43
三十年戦争はハプスブルクの失政が原因である。ハプスブルクのボヘミア王フェルディナンドがボヘミアでプロテスタントを弾圧した。ボヘミアで反乱が起きると、反乱勢力と交渉していた枢機卿を不当逮捕した。これによって泥沼の三十年戦争が起き、神聖ローマ帝国皇帝を失墜させる結果になった。「戦争は他国にさせよ」のハプスブルク家らしくない権威主義的な手口で失敗した。 2023/12/17
aisu
14
書店の店頭で見かけて衝動買い。17世紀の神聖ローマ帝国の30年戦争?ファルツという地名も、フリードリヒ5世も知らない私にもついて来れるよう説明と地図は親切。でも若干漫画として面白みに欠けるような気も…。次の巻は1年後…2023/11/18
新天地
10
主人公フリードリヒ五世は胸に秘めた野望に相応しい実力も地位も富も権力もあるが、それを得るために築いてきた立場のしがらみ故に事態は思い描く理想とは違う方向へ行ってしまう。野望や理想ではなくそうせざるを得ない「立場」にいる者が歴史を作っていくのが面白い。『センゴク』シリーズで日本史の面白さを描いてくれたからこそ次は世界史の面白さを描いてくれるという信頼と期待がある。なんとなく知っている程度の題材だがこの時代の傭兵の悪辣さは知っているので傭兵隊長マンスフェルトの活躍に戦々恐々しつつも第2巻に期待。2024/01/17
Mr.deep
10
「センゴク」の宮下氏がついに西洋史に挑戦。相変わらずの分かりやすさは流石なんですが、戦国時代と違って名前きいただけで拍手喝采的な知名度のある登場人物が少ない中でどこまでやれるのか期待半分不安半分2023/10/29
はるわか
8
1618年5月プラハ窓外放出事件、三十年戦争の始まり/城に籠ってスペイン軍の侵攻を耐え凌ぐかか、ボヘミアと皇帝位の栄光をとるか/古今東西、正義は悪に駆逐されてきた。だったら悪より狡知になるさ/ボヘミアを制するも者は欧州を制す/新教派:ファルツ選帝侯フリードリヒ5世、旧教派:ハプスブルク家のボヘミア王フェルディナンド2024/01/16