出版社内容情報
繰り返し読みたい美しい日本語の詩(うた)。心を潤す大人の教養、必読45選! ベストセラー作家、下重暁子が思わずくちずさみたくなる名詩を厳選。それぞれの詩に「ひとことエッセイ」を加え、抒情豊かな言葉の世界をより深く鑑賞することができます。
内容説明
心を潤す永遠の名詩・必読45選と珠玉の言葉に寄り添うエッセイ。
目次
1 初恋(初恋(島崎藤村)
素朴な琴(八木重吉) ほか)
2 冬が来た(冬が来た(高村光太郎)
いまこの庭に(三好達治) ほか)
3 青い蝶(青い蝶(ヘルマン・ヘッセ;岡田朝雄(訳))
風景(山村暮鳥) ほか)
4 旅上(旅上(萩原朔太郎)
はじめてのものに(立原道造) ほか)
著者等紹介
下重暁子[シモジュウアキコ]
1959年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。アナウンサーとして活躍後フリーとなり、民放キャスターを経て文筆活動に入る。丹念な取材をもとにしたノンフィクションから家族や生き方をテーマにしたエッセイ、評論、小説まで幅広い作品群がある。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長や日本ペンクラブ副会長などを歴任。現在、日本旅行作家協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けぴ
37
下重暁子さんらしい硬派ながら自由を感じるセンスで選ばれた国内外の詩集。金子みすゞ、中原中也の山口出身の二人の詩は素朴で心に響く。谷川俊太郎の『死んだ男の残したものは』は1964年にベトナム反戦の為に記されたが、60年経った現代でも通じる名詩。人間の愚かさを感じる。2025/03/09
じぇにぃ
1
今まで知らなかった世界が目の前に開けた気持ち。過ぎ去つた夢の酩酊、という言葉の美しさに惹かれ、「永訣の朝」の悲痛さに胸を締め付けられ、「猫」のなんとも言えない暗さに魅力を感じた。2024/10/20
59K021
1
尊敬する先輩からの助言を受けて、初めて詩集を読んでみました。まだまだどのように読んでよいか勉強中ですが著者の「ひとこと」が添えられていて読みやすいです。石垣りん「表札」、ロバート・ブラウニング「春の朝(あした)」などいくつもの素敵な詩に出会うことができました。2023/01/26
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