内容説明
20世紀初頭、ひとりの天才の発想が、科学の常識を打ち壊し、人類の自然観・宇宙観を一変させた。あなたと私の「同時」はズレる。動くものは縮み、時間が遅くなる。「時空」はあちこちでゆがんでいる。さらに、「重力」の正体は―その理論が語るのは信じられないほど奇妙な法則だったが、そこに記された予言は次々に的中した。相対性理論は何を解き明かしたのか?相対性理論を手に入れた人類は、宇宙の真実にどこまで迫っているのか?現代科学の神髄を、イメージと感覚でつかめる一番わかりやすい「決定版」。
目次
第1章 こんなに面白い相対性理論
第2章 相対性理論はどこから生まれたか
第3章 特殊相対性理論の世界
第4章 一般相対性理論の世界
第5章 相対性理論と現代物理学
第6章 相対性理論と宇宙の神秘
第7章 相対性理論と時間の不思議
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
12
元はコンビニ本だそうですが、よくまとまっていると思います。相対論だけでなく、現代物理のもう一つの柱である量子論にも言及があり、それらの応用分野である宇宙論もでてきます。お値段も手頃なので、興味がある方は手に取られてはいかがでしょう。2021/04/17
18_further
4
平易で分かりやすかった、僕はランニングするので人より若く縮んでいる2024/06/11
多分マグマグ
4
昔コンビニで買った本です。夢中になって読みました。相対性理論てなんだろうと思い、なんとなく読みました。難しい計算式はわからないけど、特殊相対性理論と一般相対性理論と量子論についてどんなものか概要把握できて面白かった。2023/09/09
lotta7
2
『魔法少女まどか☆マギカ』で語られたエントロピーなどの難解な言葉が登場する。面白くて夢中になって読んだ。値段以上の価値があると思う。ブラックホールにあるとされる『事象の地平線』については、ネットで調べると「無い」との意見もある。相対性理論は理解しやすいが、後半の量子力学は理解(納得)するのは難しいです。関連洋画『インターステラー』をおすすめします。2022/04/13
カイ
1
ひょんなことから相対性理論が気になって仕方がない時期があったので買ったものです。本の説明にもあった通り、相対性理論について何も知らなくても、説明が丁寧なので概ね理解できました。頁数は多いですが割とさらっと読めてしまうので『興味があるだけ』でも手を伸ばしやすいと思います。