内容説明
「お祈りするけど、やっぱりこわいの」白血病とその苛酷な治療と闘う少女の声は、終末において医療現場と宗教とそして家族が何をなしうるか、何をなすべきかを問う。感動のノンフィクション。
目次
第1章 閉ざされた診察室―発病・4歳7カ月
第2章 なんだ坂こんな坂―寛解・5歳
第3章 ついに再発!―再発・6歳6カ月
第4章 チャペルの子になりたい―受洗・7歳
第5章 死ぬのがこわいの―再々再発・7歳5カ月
第6章 光をもとめて―帰天・7歳8カ月
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みるこ
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最後のあたりはもう涙、涙で文字がよく見えない。幼い子とは思えないほどの言葉で、死を感じ続けた故だと思うと胸にくるものがある。たくさん頑張ったね、今は天国で天使になってるかな。2012/05/31
しっぽちゃん
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▲1993/02 「お祈りするけど、やっぱりこわいの」白血病とその苛酷な治療と闘う少女の声は、終末において医療現場と宗教とそして家族が何をなしうるか、何をなすべきかを問う。感動のノンフィクション。
J_L_B_459
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終章にかけて読み進めるのが辛くなった。7歳の子が自らの死について考えなければならないのは不憫だが、麻意ちゃんは全うした。母親の記述による文章からは、確かにそこに残る体温、家族の絆を感じられて心を強く打たれた。明日からはもうちょっと人には優しくしようと思った。命はこんなにも強く儚いものなのだから。2009/10/10