目次
第1部 日常と偶然(日常と偶然へのアプローチ;日常経験と身体―なぜそれが問題になるのか;日常性への回帰―空間性と時間性;存在論と日常性―ハイデガーの『存在と時間』を手がかりに;日常性の可能性―ハイデガーと和辻を踏まえて;日常性と倫理学―和辻哲郎再考;日常性の射程―西田幾多郎再考;偶然の意味―サルトル、メルロ=ポンティの存在への問い;“よそ”の受容―サルトルの偶然性の受苦;自己と偶然性―メルロ=ポンティにおける偶然性の問題)
第2部 身体・他者・死(習慣と身体―「身につく」ということ;サルトル哲学における死の問題;サルトルとヘーゲルにおける他者の問題;モナドロジーと西田哲学―「一と多の矛盾的同一」について)
著者等紹介
片山洋之介[カタヤマヨウノスケ]
1940年、大阪市生まれ。東京大学文学部西洋史学科、倫理学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。茨城大学教授、人文学部長などを経て、同大学名誉教授。実存思想協会理事長、日本倫理学会常任評議員などを務める。2014年逝去。論文「習慣と身体」(『実存主義』74号)で、第24回和辻賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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