内容説明
意味論を文法(言語体系あるいはコード)の領域の中に、そして語用論をレトリック(コードの実行)の領域の中に据えることによって、一般的な用語で二つの区別をした。本質的に、文法は規則に支配されているのに対し、レトリックは原理に支配されている。語用論‐言語研究の画期的なパラダイム。
目次
第1章 機能主義的言語観における文法とレトリック(文法とレトリック;機能主義と形式主義 ほか)
第2章 メタ言語としての自然言語(メタ言語:実例と定義;メタ指示の意味表示 ほか)
第3章 メタ言語、語用論、および遂行文(遂行文の仮説と語用論的分析;間接的発話と言及様式 ほか)
第4章 言語と機転(「直接的発語内行為と間接的発語内行為」対「意義と力」;現アプローチとの比較でのサールのアプローチ ほか)
著者等紹介
リーチ,ジェフリー・N.[リーチ,ジェフリーN.][Leech,Geoffrey N.]
1936年グロスター(Gloucester)に生まれる。Tewkesbury Grammar Schoolで学んだ後、University College Londonで英語を専攻した。1962‐69年までUniversity College Londonで英語の助講師(Assistant Lecturer)、そして講師(Lecturer)として勤務した。1969年にPh.D.の学位を取得後、University of Lancasterの助教授(Reader)となる。1964‐65年にM.I.T.でHarkness Fellowとして言語学を研究し、そして1972年にはBrown Universityの客員教授(Visiting Professor)となっている。著書の他、意味論・語用論関係の論文が数多くある。当代の英語学、意味論そして特に語用論の第一人者
内田種臣[ウチダタネオミ]
1943年佐賀県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科哲学博士課程修了。早稲田大学理工学部教授
木下裕昭[キノシタヒロアキ]
1949年秋田県に生まれる。国際基督教大学(ICU)大学院教育学研究科英語教育法博士前期課程修了。現在、和洋女子短期大学英文科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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