目次
九鬼周造における「永遠回帰の思想」
『偶然性の問題』への疑問―「永遠の今」か「先駆的決意性」か
九鬼と形而上学の問題
実存と可能性―「他ならぬこの私である」とはどういうことか?
様々な「近代の不安」―九鬼、和辻、テイラー
『「いき」の構造』―比較文化論、日本文化論の視点から
禁欲主義と実存の美学―ニーチェ、九鬼周造、フーコー
九鬼とレヴィ・ストロース―二つの構造論的感性論
九鬼周造とブートルーの偶然論
与えられるものとしての偶然―九鬼偶然論の現象学的解釈の試み
日本主義という呪縛―九鬼哲学を解放する
九鬼周造からマルクス・ガブリエルの新実在論へ