内容説明
本書では、政治における責任の明確化、政党の民意集約機能と政策形成能力の強化、行政機能の効率化と透明化、財政の効率化と税制構造の是正、地方自治の活性化などについていくつかの具体策を提案している。特に政党については、選挙にあたって政権構想を明確にすること、政党交付金の使途を本来の政党活動に役立つものに限定する、政党の内部情報を公開する、などの注文をつけた。今後、政党法制定の是非をめぐる論議が起きた時に、そのたたき台になることを期待している。
目次
1 政治・行政の緊急改革提言 全文・解説(政治の指導性確立と信頼回復;行政の規律確立と透明化;財政の効率化と税制の抜本改革;地方自治の活性化)
2 効率的な政治・行政システムの構築に向けて―読売憲法問題研究会の講演から(日本再活性化のための憲法改正;日本の統治システムにおける問題点;政治の構造改革と行政の構造改革;間違いだらけの国会改革論議;国会審議活性化への道)