内容説明
「地球は本当にきれいで荘厳でした」。大任を果たして帰還した彼女の言葉は、実に清々しかった。外科医から転身し、シャトルの夢を追い続けて九年。辛抱した甲斐があったと言える。本書では、ひとりの頑張り屋の女性が自分の夢をどのように追い、周囲はどのように見守り、もり立てていったかを、できるだけ等身大、等温度感覚で描いてみることにした。
目次
第1章 十五日間・宇宙の旅
第2章 少女時代―医師を目指して
第3章 外科医としての岐路
第4章 ジャンピング・ボード―宇宙飛行士へ
第5章 有為転変
第6章 カウントダウン
第7章 宇宙への夢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はち
2
旦那さんの向井万起男さんのエッセイを読んだので奥さん側の目線で見たら、と思い購入。こちらは読売新聞社による千秋さんへの取材に基づいたもの。旦那さんはちょい役だけど存在感はやはりある(笑)幼少期~外科医~宇宙飛行士といった千秋さんの人生の歩みが見える。好奇心の弾丸みたいな人、といった印象。パワフル。子供の頃、解剖キットでカエルや魚の解剖に夢中になったというエピソードは我が子だったらちょっと心配になるけど、「知りたい」という気持ちが抑えられなかったんだろう。「地球をまるごと見てきました」言ってみたい(笑)2021/11/04
fukura
1
宇宙飛行士になった向井千秋とはどんな人なのか取材して書いてある。最後に宇宙で行った実験内容が載っている。特に、宇宙食の進歩に驚いた!2010/03/06
ipusiron
0
1999/2/7読了