内容説明
さきがけと日本新党はまだ態度を決めていない―。政権作りをもくろむ非自民5党と自民党は、それぞれ取り込み工作を開始した。当時、非自民の連立なら首相候補は羽田、という見方が大勢だった。しかし、自民党を飛び出した小沢の読みは違っていた。「政治改革をすべてに優先させないと、自民党が息を吹き返す」。小沢は選挙翌日には素早く細川擁立を決め、極秘工作に専念する。一方、自民党も必死の巻き返しを図ったが…。手に汗握る政権交代劇の内幕。
目次
連立政権樹立に関する合意事項
八党派覚書
第1章 五五年体制崩壊の前兆
第2章 政治不信と新党運動
第3章 盛り上がる政治改革
第4章 内閣不信任案成立と自民分裂
第5章 一党支配終焉の総選挙
第6章 細川連立政権の誕生
第7章 野党・自民党の試練
第8章 改革と再編の行方
連立キーワード
細川連立政権誕生までの軌跡
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