内容説明
独裁か自由か―。クレムリンの一室でアイトマートフが語った“運命の道の選択”の寓話に、ゴルバチョフは言った。「自由!…」文学の本質、宗教の原点、平和・環境問題の深淵を鋭く抉る焚き火を囲んでの「炉端会談」は、ますます佳境に入る。
目次
第5章 作品をめぐって(ロシア文学の伝統と特徴;宗教における「不変」と「可変」;民話のもつ意義と普遍性;「悲劇的なもの」の恵み;リーダーへの戒め;運命をめぐる、自覚と自省の力 ほか)
第6章 内面へのはるかな旅(ドストエフスキーの宗教観;「内なる神」の意味するもの;ニヒリズムと宗教の復権;「人間疎外」をもたらす要因;言葉の「明示性」と「含意性」;環境破壊と依正不二の哲理;九識論と深層心理学 ほか)
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