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内容説明
航空事故を二度と繰り返さないために事故調査委員会の綿密な分析が続く。記者の密着取材で明らかになった未公表の真相と、航空関係者の生々しい人間ドラマをドキュメンタリータッチに描く。
目次
第1章 幻の建議案
第2章 総力戦
第3章 進む解析
第4章 勧告へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
9
◆1991年読売新聞社刊。著者2名は読売新聞社会部記者、日航ジャンボ機事故を担当。副題通り、事故調査委員会への取材により調査の経過と限界、成果たる政府への勧告について叙述。『沈まぬ太陽』の種本でもある。アメリカ側(NTSBやボ社)のアプローチとの違いなども興味深い。文庫化してほしい良書。◆「本書の主題は、日航ジャンボ機事故の事故調査にあるが、どうしても「DC10型機シカゴ事故」に触れなければならない。不幸な事だが、航空機の安全性は度重なる事故の犠牲の上に立って向上してきた。しかし、その安全性は自動的に(続2023/06/06