内容説明
海の水は、河川水の100万倍、広さは地球の70%にも及ぶ。だが、文明が流しだす物質は、この広大な海をも汚染しはじめた。海は人間にとって貴重な自然環境であると同時に、豊かな食生活の源であり、レジャーのための楽しい自然である。本書は、生涯を海と生物にかける海洋学者たちの、新世紀への積極果敢な提言である。
目次
第1章 海とその汚染
第2章 沿岸の汚染の動き
第3章 外洋の水と物質の動き
第4章 海を汚すもの
第5章 汚染物質の海中での変化
第6章 環境変化の生物への影響
第7章 海洋をどう保全するか