内容説明
生物モニタリングとは、生物を用いて環境を監視することである。環境中に放出されたごくわずかな化学物質が、どのように生物に蓄積され、生物や人間に影響を与えるかを、より早く、より正確に知ればきわめて有効な警報となる。本書は、毒物全般についての話、昆虫、アサガオなどによって、身近な自然環境の変化を知る方法、酸性雨が自然に与える影響、大気を浄化する樹木など、幅広い話題から、文明と自然、生物と人間の共存の道を探る。
目次
第1章 汚染に追いつめられて
第2章 生物モニタリングとは
第3章 指標とする生物
第4章 主な有害物質―DDT、BHC、PCB…
第5章 危険!新しい有毒物質―ダオキシン・TBT、TPT
第6章 危険な重金属―鉛・水銀・カドミウム・セレン・ヒ素
第7章 サンプリングと測定
第8章 生活のなかの生物モニタリング
-
- 和書
- どん底と幸せの法則