シリーズ近代美術のゆくえ<br> ナチス・ドイツと“帝国”日本美術―歴史から消された展覧会

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シリーズ近代美術のゆくえ
ナチス・ドイツと“帝国”日本美術―歴史から消された展覧会

  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642738477
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C3070

内容説明

ナチス政権下で開かれた伯林日本古美術展覧会。日本美術観修正を目指し奔走する関係者の姿と開催までの道のりを辿り、日独メディアの報道内容を分析。展覧会の全貌に迫り、美術と政治が交錯する特異な世界を描き出す。

目次

プロローグ 歴史から消えた展覧会
一 ドイツの日本美術受容(日本美術受容のドイツ的特質;浮世絵・工芸から絵画・彫刻へ;民族学博物館から美術館へ;キュンメルと本格的な日本美術展への切望)
二 伯林日本古美術展とその開催経緯(成功を約束された展覧会;展示作品の特徴;《嵯峨天皇御影》の日本返還;ロンドンの中国芸術国際展の衝撃;幻の倫敦日本古美術展覧会―古美術展はベルリンへ)
三 ヒトラーと雪村筆《風涛図》(《風濤図》報道に生じた日独間の乖離;『わが闘争』の不都合な日本観;ドイツの美術史と《風涛図》)
四 ドイツのメディアが報じた伯林日本古美術展(資料について;時系列で見る報道・論評の変化;展覧会は専門家によってどのように語られたか;掲載写真と絵葉書に見るドイツ側の評価;ニュース映画における拍林日本古美術展)
エピローグ 伯林日本古美術展の光と家

著者等紹介

安松みゆき[ヤスマツミユキ]
1959年東京都に生まれる。現在、別府大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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