出版社内容情報
強大な政治圏が形成され、畿内と並ぶ巨大古墳が造られた吉備。その実像を、神話と伝承、地名や地形、古墳の造形や出土物、出雲やヤマト王家との関係、人口動態など多方面から検証する。百済・新羅・伽耶諸国の争いにおける吉備臣らの活躍や、各地の影響から形作られた文化とネットワークを描き、東アジア情勢の中に古代吉備の先進性を位置づける。
【目次】
桃太郎と温羅―プロローグ
海・川・山からみた吉備
神話の中の吉備
前方後円墳と吉備
ヤマトと吉備・出雲
吉備と出雲
吉備とヤマト
朝鮮半島をめぐる吉備とヤマト
列島と半島の政体
王権簒奪の試み
列島社会の構造変動と吉備
朝鮮半島の吉備臣
兵站拠点としての吉備
日本律令国家への道程
濃密な渡来文化
防衛体制の構築
備前国御野郡津島郷―エピローグ



