歴史文化ライブラリー<br> 乳と捨て子の“近代”―産み育てる現場から

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

歴史文化ライブラリー
乳と捨て子の“近代”―産み育てる現場から

  • ウェブストアに33冊在庫がございます。(2025年12月30日 01時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642306263
  • NDC分類 385.2
  • Cコード C0321

出版社内容情報

養育できない子どもを捨て他者にゆだねた〈近世〉から、母性愛が強調される〈近代〉へ。その過程で、乳母に頼らず実母の母乳哺育をよしとする風潮が生まれていく。他方、子を捨てる親は「鬼」と呼ばれた。育児相談、母親の育児日記、乳児用ミルクの広告、捨て子に添えられた手紙などの史料を切り口に、子どものいのちをつなぐ営みの変化を探る。



【目次】

乳と捨て子の近世から近代へ―プロローグ

近世・近代転換期の棄児院構想
 堕胎・間引きへの対応策としての棄児院
 堕胎の習俗化への対応
「堕胎圧殺禁止衆議書」
 江戸と大坂の「捨子養育所」構想

明治期の乳母をめぐる現実と言説
 近世・近代転換期を生きた福澤諭吉と乳母養育
 福澤の手紙に見る乳母
 乳母選びをめぐる苦労
「家庭」への着目と乳母否定へ
 母の日記と医者の育児日記

「母乳」の語の登場と「母乳哺育」の価値化
 「はゝのちゝ」から「ぼにゅう」へ
 「育児問答」に見る乳をめぐる悩み
 二つの育児日記
 乳児死亡率と「母乳哺育」の重視

「捨子」から「棄児」へ
 捨て子の近世から近代へ
 新聞記事を読み解く
 捨て子は「哀れなる物語」に

産み育てる現場に立つ―エピローグ

内容説明

養育できない子どもを捨て他者にゆだねた〈近世〉から、母性愛が強調される〈近代〉へ。実母の母乳哺育を良しとする一方で捨て子を悪とする風潮へ。子どものいのちをつなぐ営みから、生命観、家族観の変貌を辿る。

目次

乳と捨て子の近世から近代へ―プロローグ
近世・近代転換期の棄児院構想
明治期の乳母をめぐる現実と言説
「母乳」の語の登場と「母乳哺育」の価値化
「捨子」から「棄児」へ
産み育てる現場に立つ―エピローグ

著者等紹介

沢山美果子[サワヤマミカコ]
1951年、福島県に生まれる。現在、岡山大学文明動態学研究所客員研究員。〔主要著書〕『出産と身体の近世』(勁草書房、1998年、第一四回女性史青山なを賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品