出版社内容情報
国家や社会への功績を讃えられた人が天皇から授与される勲章。その制度はなぜ誕生し、いかに運用されたのか。明治政府による制度設置や、勲章外交の展開、戦争と論功行賞など、勲章が果たした役割を探りながら、叙勲をめぐる利欲や栄誉欲が渦巻く人間模様を浮き彫りにする。日本近代史に初めて勲章を位置付け、現在にまで続く制度の意味を探る。
【目次】
売勲事件―プロローグ
勲章の誕生
勲章の「夜明け前」
新政府における序列
勲章制度の創出
広がる叙勲
西南戦争と叙勲者の増加
勲章制度の形成
難航する定例叙勲
元勲の証
整備される勲章制度
特別叙勲という例外措置
元勲への道
勲章外交
勲章外交の形成
勲章外交の展開
大正時代の変化
官僚以外への対応
菊花章と桐花章の基準
摂政の代行という特別措置
戦争の拡大と膨大な論功行賞
昭和大礼と不況と事変
日中戦争と論功行賞
大日本帝国と勲章制度の終焉
現代にまで続く勲章制度の流れ―エピローグ
あとがき
参考文献
巻末資料
内容説明
功績を讃えられた人が天皇から授与される勲章。その制度はいかに誕生し運用されたのか。勲章が果たした役割を探り、叙勲をめぐる人間模様を描き出す。日本近代史に初めて勲章を位置付け、現在まで続く制度の意味を探る。
目次
売勲事件―プロローグ
勲章の誕生
広がる叙勲
元勲の証
勲章外交
大正時代の変化
戦争の拡大と膨大な論功行賞
現代にまで続く勲章制度の流れ―エピローグ
著者等紹介
刑部芳則[オサカベヨシノリ]
1977年、東京都に生まれる。2010年、中央大学大学院博士後期課程修了、博士(史学)。現在、日本大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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