出版社内容情報
奥州の名族、相馬氏。下総千葉氏の一族で、常胤の子師常が下総国相馬御厨を本領として相馬氏を称する。奥羽合戦で陸奥国行方郡を得て移住。南北朝期は北朝方として戦い、その後も、白河結城氏や伊達氏との抗争を経て中村藩六万石の藩主となるまで、相馬一族は激動の中世をどう生き抜いたのか。支配圏の拡大や戦略を通して一族の歴史を描く。
内容説明
奥州の名族、相馬氏。下総国相馬御厨を本領とする千葉氏の一族で、奥羽合戦で陸奥国行方郡を得て移住。南北朝期以降、白河結城氏や伊達氏との抗争を経て中村藩藩主となるまで、激動の中世を生き抜いた一族の歴史。
目次
「相馬」の故地と歴史資料―プロローグ
鎌倉幕府と御家人相馬氏
南北朝期の争乱と相馬一族
鎌倉府体制の終焉と相馬氏
戦国期の争乱と相馬氏
近世大名への胎動
相馬氏と平将門―エピローグ
著者等紹介
岡田清一[オカダセイイチ]
1947年茨城県に生まれる。現在、東北福祉大学名誉教授、博士(文学、東北大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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onepei
3
茨城の相馬と福島の相馬の関係がつかめてよかった2024/11/16
Go Extreme
1
相馬師常 小高城 中村城 陸奥国東海道守殿口 相馬盛胤 伊達氏との関係 豊臣大名 近世大名 千葉氏の一族 御家人 行方郡 所領の安堵 南北朝の動乱 建武政権 本拠地の移転 相馬野馬追 平将門との関係 二屋形体制 奥州合戦 源頼朝の側近 所領の保全 家督争い 奥州仕置 火災による断念 標葉郡侵攻 牛越氏 南朝方として活動 嫡子への譲与 足利尊氏との対立 天文の乱 下総国相馬郡 源頼朝の信任 由来や支配内容 北条時政の失脚 奉公衆 家臣団の掌握 南奥の相馬氏 関ヶ原の戦い2025/04/12
源義
0
相馬家当主行胤さんを何度かお見かけしたという微かな縁で興味を懐き読んでみることに。下総に誕生した相馬氏が小高、そして中村に移るまでを丁寧に描く。とにかく胤・胤・胤。相馬●胤の●だけで区別してるのにネタ切れなのか、祖父と孫が同名であるとかなかなかに厳しかった。2024/11/09
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- 和書
- 平生釟三郎・伝 〈続〉