内容説明
仁和寺所蔵の聖教、典籍、古文書は、霊宝箱、黒塗手箱、笈、竹つゞら、御経蔵、塔中蔵、書籍等に分類されて、今日まで守り伝えられている。本誌においては、奈良国立文化財研究所が作成した目録番号に従って史料の所在表示を行う。
目次
中御室覚行法親王伝―仁和寺御室の伝記的研究(1)
仁和寺の伽藍と諸院家(上)
大和国仁和寺領荘園について―中鳥見庄、三碓庄の史料紹介を中心として
『三僧記類聚』と禅覚僧都―仁和寺所蔵本にもとづく知見を中心に
仁和寺本『三僧記類聚』の巻次構成
仁和寺所蔵七冊本『三僧記類聚』第一・二冊影印