出版社内容情報
いけ花はどのように成立し展開したか。その源流から、花合・連歌会・座敷飾(ざしきかざり)の花や伝書の登場、中世の天皇家・公家が愛好し武家が修得した「たて花」、近世に大成した「立花」「生花」の各様式と町人への普及、近代における女性への広がりと「盛花」の成立、植民地での受容から戦後の国際化、前衛いけ花まで、史料に基づき学際的に描く初の通史。
内容説明
いけ花はいかに成立し展開したか。源流から伝書の登場、「たて花」「立花」など様式の成立、近代の女性への広がりと西欧の影響、植民地での受容や戦後の国際化、前衛いけ花まで、史料に基づき学際的に描く初の通史。
目次
序 「いけ花」を総称とする理由
第1章 いけ花の源流
第2章 様式の萌芽
第3章 花の伝書の登場
第4章 「たて花」の展開
第5章 「立花」様式
第6章 「いけばな」から「生花」様式へ
第7章 女性の嗜み
第8章 明治維新と西欧の影響
第9章 「盛花」の広がり
第10章 外地といけ花
第11章 国際化のはじまり
第12章 高度成長期以降
著者等紹介
小林善帆[コバヤシヨシホ]
1958年、岐阜県に生まれる。現在、立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員、京都芸術大学非常勤講師、神戸女学院大学外部講師、国際いけ花学会参与(初代会長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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