出版社内容情報
仙台藩領の大肝入を宗家とする大槻家は、『蘭学階梯』などを著した玄沢(げんたく)をはじめ、漢学者にして西洋砲術皆伝者の磐渓、藩校「養賢堂」学頭の平泉、博学多才の如電、日本初の近代的国語辞典『言海』を編纂した文彦らを輩出した。重要文化財の大槻家関係資料から、多彩な分野の学問に功績を残した彼らの生涯を明らかにし、一関が生んだ学者達の群像を描く。
内容説明
『蘭学階梯』を著した玄沢、博学多才の如電、国語辞典『言海』を編纂した文彦らを輩出した大槻家。重要文化財の大槻家関係資料から多彩な分野の学問に生きた各生涯を明らかにし、一関が生んだ学者達の群像を描き出す。
目次
大槻家の人びと(相馬美貴子)
大槻玄沢―蘭学の普及をめざして(相馬美貴子)
大槻磐渓―幕末明治を駆け抜けた武人学者(小岩弘明)
大槻磐渓の貼り交ぜ帳(岡部幹彦)
大槻平泉―養賢堂の学頭として(菊池勇夫)
大槻如電―知の巨人(小岩弘明)
大槻文彦―言葉の海の探求者(〓橋紘)
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