出版社内容情報
豊かな水資源に恵まれた日本列島。水と不可分の関係をもち発展してきた社会と文化の様相を、権力・異界・記憶をキーワードに追究する。水田や古墳、治水から古代国家の成立をとらえ、神社や雨乞い、墓、沖縄の御嶽など列島各地の水に関わる信仰と儀礼を分析。水をめぐる営みの多彩な姿を描き出す。理解が深まるビジュアルなコラムも付載する。
内容説明
水資源に恵まれた日本列島。水と不可分の関係をもち発展してきた社会と文化の様相を、権力・異界・記憶をキーワードに追究する。古代からの水の利用や治水、各地の信仰や儀礼を分析。水をめぐる多彩な姿を描き出す。
目次
第1部 権力・都市と水(弥生時代の水田稲作;水から読み解く古墳の世界観―心の考古学の挑戦;都市の形成と水の管理;ため池の造営伝承と記録;琉球諸島における水・農耕・王権―南城市玉城仲村渠の事例を中心に)
第2部 信仰・儀礼と水(水からみた日本古代国家―雨乞い儀礼と祈雨祭祀;神社と水;葬墓と水;沖縄の井戸と祭祀―八重山諸島石垣島白保の事例より)
著者等紹介
松木武彦[マツギタケヒコ]
1961年愛媛県に生まれる。現在、国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授、博士(文学)
関沢まゆみ[セキザワマユミ]
1964年栃木県に生まれる。現在、国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月をみるもの
17
治水の目的というと、飲んだり米を育てたりするため、、、というのがパッと思い浮かぶんだけど、実際は汚物や排泄物を流す、、、というのも同じくらい重要なのではないだろうか。人は上水道だけでは生きられない。下水がなくては。2025/08/13
わ!
3
多分野にわたる論文集なのですが、国立歴史民俗博物館で発行された小冊子が原本だ…と書いているにもかかわらず、何故か西日本の話が多いのが不思議に思えました(国立民族博物館じゃないのに…)。もちろん関西圏の話は面白かったのですが、中に2つ沖縄をフィールドワークした論文があったのですが、それがめちゃくちゃ面白かったです。恥ずかしながら沖縄の地形を意識したのは、今回、この文を読んだのが初めてのことでした。水と農耕とか、と信仰などはなるほどなのですが、水と古墳の関係なとを書いた論文は目新しくて、とても面白かったです。2026/05/14
Go Extreme
1
権力・都市と水; 弥生時代の水田稲作 レジリエンスー適応サイクル 水から読み解く古墳の世界観―心の考古学の挑戦 普遍的・一般的過去復元+多様性・偶然性 都市の形成と水の管理 ため池の造営伝承と記録 岡山城下町と後楽園 琉球諸島における水・農耕・王権 年中行事ー日常生活の平穏無事を求める庶民の願い 信仰・儀礼と水; 水からみた日本古代国家―雨乞い儀礼と祈雨祭祀 神祇→仏教→陰陽道 神社と水 葬墓と水ー保存と記憶・放棄と忘却 沖縄の井戸と祭祀 考古学+歴史学+民俗学→分析視点・技法活用→より広議の歴史科学2024/09/16
So Honda
0
国立歴史民俗博物館で考古学・歴史学・民俗学で協働した研究成果の一部とのこと。切り口は興味深かったが、9章のうち7章が関西、2章が沖縄と、地域に偏りがあるのが勿体なかった。沖縄の2章は既知の内容が大半だった。弥生時代の降水量変化に伴う水田形態の変化が最も刺激的だった。農耕・都市・信仰ということであれば、東日本の谷戸田や、水神・弁天信仰などもあるとよかった。2026/05/25
takao
0
ふむ2025/08/10




