出版社内容情報
戦争は子どもたちに何をもたらすのか。直接の犠牲だけでなく、暮らしや教育、戦後も含めて太平洋戦争を振り返る。軍国少年・少女、教育勅語と御真影、学童疎開、沖縄戦、引揚、孤児生活など、47の問いに図版を交えて答える。戦災の惨劇を記憶し、戦禍が再び子どもを覆うことのないよう平和への願いを託す。コラムと読書ガイドも収め平和学習に最適。
内容説明
戦争は子どもたちに何をもたらすのか。戦禍だけでなく、暮らしや教育、戦後も含めて振り返る。疎開、沖縄戦、孤児生活など、47の問いに答えて戦災の惨劇を記憶し平和へ願いを託す。読書ガイドも収め平和学習に最適。
目次
1部 いま、なぜ“太平洋戦争と子どもたち”を問うのか
2部 太平洋戦争は子どもたちにとってどんな戦争であったか
3部 子どもたちは太平洋戦争にいかに誘導・動員されたか
4部 人々の沖縄戦体験
5部 戦争体制のなかのさまざまな子どもたち
6部 戦後の時代状況
7部 戦後史のなかのさまざまな子どもたち
著者等紹介
浅井春夫[アサイハルオ]
1951年/立教大学名誉教授
川満彰[カワミツアキラ]
1960年/沖縄戦研究・沖縄平和ネットワーク会員
平井美津子[ヒライミツコ]
1960年/大阪大学・立命館大学非常勤講師
本庄豊[ホンジョウユタカ]
1954年/立命館大学・京都橘大学非常勤講師
水野喜代志[ミズノキヨシ]
1953年/社会福祉法人友の会なかま共同作業所施設長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
3
支配層のエゴによって戦争に巻き込まれた子どもたちの問題を、47の問いに答える形で事典形式にまとめている。戦後77年、子ども時代の戦争体験すら語れる人が少ない今、メディアの責任は重い。二度と戦争を起こしてはならないが、ロシアのウクライナ侵略のように一方的に攻められてはさらに悲惨。GDPの1%とされていた防衛費も今やうなぎのぼり。子どもの貧困対策が3億に過ぎないわが国では、戦後の戦争孤児たち以上に悲惨な状況は避けられないかもしれない。国会で戦争肯定政策を掲げる政党の優勢と批判勢力の後退は恐ろしい結果を生む。2022/10/10
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