出版社内容情報
蘇我馬子が創建した法興寺(飛鳥寺)が、平城遷都にともなって奈良に移転し、南都七大寺の一つに数えられる元興寺と称してから1300年。文献・考古・建築など、各分野の専門家たちが集い、古代の大寺から中世的都市寺院を経て今日にいたるその歴史と文化財をわかりやすく解説した講演を集成。元興寺研究の最前線へ誘うコラムも多数収録する。
内容説明
蘇我馬子が創建した法興寺(飛鳥寺)が、平城遷都にともない奈良に移転し、元興寺と称してから一三〇〇年。古代官寺から中世的都市寺院を経て今日にいたるその歴史と文化財をわかりやすく解説。コラムも多数収録する。
目次
特別講演 法興寺の光と影
第1部 仏法元興―日本仏教の源流(法興寺の造営;飛鳥のまちづくりは法興寺創建からはじまった―考古学からみた法興寺の実像とその役割;法興寺と飛鳥時代の建築;飛鳥寺(法興寺)の創建
法興寺塔心礎埋納品が語る古代史 ほか)
第2部 元興寺一三〇〇年の歴史と文化財(法興寺から元興寺へ;遷都にともなう寺院移転と元興寺;年輪年代からみた元興寺僧房の履歴;元興寺の中世化―古代官寺から中世的都市寺院へ;納骨塔婆からみた元興寺極楽坊納骨の展開 ほか)