出版社内容情報
日本古代史を学ぼうとする人にその魅力を伝えるべく、気鋭の研究者が集い執筆した恰好の概説書。古代王権の成立と展開、律令制のしくみ、天皇制や貴族の登場、遣唐使など、政治や外交に関わる主要なテーマを、研究の蓄積や最新の成果にふれながらわかりやすく解説。項目別にまとまり、授業のテキストにも最適な、古代史研究の魅力がつまった一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
57
古代史が好きなので、興味深く読みました。当時の政治は現代政治の原型のようなものがあるのだと思わされます。2020/07/02
かんがく
8
最近読んだ通史的な古代史の本の内容を、氏姓制・律令制・蝦夷・遣唐使などテーマごとの軸で整理しなおすことができて良かった。参考文献も多く掲載されており、現在の研究がどこまで進んでいるかを体系的に捉えるのに最適な一冊であった。2021/05/12
黒豆
3
社会資料編に続き、政治外交編、簡潔なまとめは同様、興味深かったのは豪族から貴族へ、参考文献が多彩、興味を持ったのは土木技術と埋葬(女性親族)2020/09/03
庄屋之者
2
各テーマごとに著名な先生方がご担当されており古代史を少し掘り下げて学ぶには最適。 コラムも充実しており、個人的には大宰府に関するコラムで屯倉と大宰府の関係が説明されていたことが印象的である。2020/12/21
たま
1
「女帝と王位継承」「王宮・王都の形成」「古代豪族から貴族へ」が面白かった2020/07/06